「弱酸性縮毛矯正で髪質改善できる!?」その効果の実態とは?

そもそも弱酸性縮毛矯正とは?
弱酸性縮毛矯正は、従来のアルカリ性縮毛矯正に比べて「髪に優しい」「ダメージが少ない」と注目されている施術方法です。通常の縮毛矯正はアルカリの力で髪のキューティクルを開き、内部結合を切断・再結合させるため、強いクセをしっかり伸ばす反面、髪への負担が大きくなります。
それに対し、弱酸性縮毛矯正は酸性域の薬剤を使うことでキューティクルを極端に開かず、髪内部のタンパク質構造を優しく操作します。そのため、施術後の仕上がりが柔らかく、自然な丸みを残したストレートヘアになりやすいのが特徴です。
デメリットはある?
ただし、「ダメージが全くない」というわけではありません。酸性薬剤は髪の内部に浸透しにくいため、しっかりクセを伸ばすには高温のアイロン操作や繊細な技術が必要になります。施術者の技量によって仕上がりに差が出やすく、クセが強い髪質の場合は十分に伸びないケースもあります。また、持続力は一般的な縮毛矯正と同等かやや短めで、数か月ごとにリタッチが必要です。
まとめ
総じて、弱酸性縮毛矯正は「自然な質感を重視したい方」や「髪のダメージをできるだけ抑えたい方」に適した選択肢と言えます。一方で、強いクセを完全に伸ばしたい方には従来の縮毛矯正の方が向いている場合もあります。髪質や希望するスタイルに応じて、美容師と十分に相談しながら選ぶことが大切です。