ブリーチ毛に縮毛矯正はかけられる?失敗しないために知っておきたいこと|髪質改善のプロが解説!

ブリーチ毛に縮毛矯正をかけられるのか
これは多くの人が抱く疑問です。
結論から言えば「可能ではあるが非常にリスクが高い施術」です。ブリーチは髪内部のメラニンを分解し、大きなダメージを与えます。その上から縮毛矯正を行うと、さらに内部結合を切断して熱処理を加えるため、髪が著しく弱まり、切れ毛やビビリ毛と呼ばれるチリチリの状態になる危険性が高まります。
しかし近年では、酸性領域の薬剤や低ダメージ処方を活用し、ブリーチ毛でもある程度矯正が可能になってきています。ただし仕上がりの持続力は弱く、クセを完全に伸ばし切れないケースも少なくありません。また、一度強いダメージが出てしまうと元に戻すことは難しいため、施術前のカウンセリングが極めて重要です。髪の状態や履歴を正しく伝え、美容師が毛髪診断を行った上で、適切な薬剤とアイロン温度を見極める必要があります。
ブリーチ毛への縮毛矯正で失敗しないために
失敗を避けるためには下記の2点が大切です。
- ブリーチと縮毛矯正を同時期に行わない
- 信頼できる経験豊富な美容師に相談する
どうしても両方を望む場合は、縮毛矯正の前にヘアケアを徹底し、必要であればトリートメントや部分矯正で妥協する選択肢も考えられます。ブリーチ毛への縮毛矯正は「可能か不可能か」よりも「どこまでリスクを許容できるか」の問題。
理想のスタイルを実現するためには、髪の安全と仕上がりのバランスを慎重に見極めることが欠かせません。